日本の食事は健康的?
こんにちは、腰痛専門整体院 澪-mio-院長の町田純一です。
現代の日本人の食事は他国から比べて健康的だと思いますか?
日本と言えば和食。ヘルシーですよね。世界中で認められています。
本当に和食だけなら健康的かもしれません。(塩分過多、タンパク質不足の問題はありますが、、、。)
現状はどうでしょう?
外食、コンビニ食、ファストフード、インスタントフード。
なるべくバランスを。と考えているでしょうが、典型的な和食のようにはいかないと思います。
長寿県で有名だった沖縄ですが、最新の調査(2015年)で男性の平均寿命が36位と大幅に下落しました。1995年は1位でした。
これも食事の変化の影響だと言われています。
実際、肉の摂取量は50年間で約10倍、脂肪分は約3倍にも増えました。
逆に野菜や果物の消費量は減り、アメリカを下回っています。
これだけが原因ではなく運動量の問題もありますが、がんの死亡数が増え続けているのは、先進国では日本だけだそうです。
日本は長寿国ですよね。世界一です。
高齢化が進むほど、がんの患者は増えます。
がんは遺伝子の異常が積み重なることで発症します。
その異常の多くは、生活習慣に由来する炎症や化学薬剤、放射線など外的要因によるものや、新陳代謝で細胞が分裂する際に、ある一定の確率で遺伝子に異常が起こります。
つまり、長生きすればするほど遺伝子に異常が起きる可能性が増えるので、がんになる確率も高くなるというわけです。
ただ、高齢化は日本だけではなくドイツ(2位)、イタリア(3位)、フランス(16位)も深刻な問題になっています。
しかし、他国のがんの死亡数は増えていません。
なぜだと思いますか?
アメリカを例にしてみますが、アメリカは1970年代からがんなどの現代病が増え続けて国家の財政を圧迫していることが問題視されていました。
当時のフォード大統領が、栄養問題特別委員会を設置し、国民の栄養と病気の関係を徹底的に調査させました。
その結果、現代病は薬では治らない。がんを減らすには食事の内容を変えなくてはいけない。ということが分かりました。
それを受け、FDA(アメリカ食品医薬品局)や米国国立がん研究所が、健康のための数値目標を設定したり、がん予防に効果があると言われる食べ物の作用の研究を進めるようになりました。
その国家プロジェクトの成果が実って、’92年以降、増え続けていたがんの死亡数が減少に転じたのです。
このことから、現在の日本の問題点が浮き彫りになっています。
冒頭にもありましたが、野菜や果物の摂取量が減っている。
私はこれが大きな原因だと思っています。
めちゃくちゃ普通の事しか言っていません。誰でも知っている事です。
では皆様は、具体的に何の野菜や果物などが重要か答えられますか?
この答えは、がんだけではなく、ウイルスに対してもかなり重要な役目を果たしてくれます。
これについては次回お伝えしたいと思います。
余談ですが、年々下がっていた自炊率が、皮肉にもコロナ下になってから上がった様です。
外食出来ませんから、やっぱりねという感じですよね。
自炊が増えるのは健康面で良い傾向ですが、せっかくなので体に良いものを選択してほしいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。