その薬は今の自分に必要?
こんにちは、腰痛専門整体院 澪-mio-院長の町田純一です。
皆様は薬を飲まれていますか?
若い年代の方は基礎疾患を持っていない事が多いのであまりピンとこないと思います。
大抵の方は、歳を重ねるごとに処方される種類が多くなってきますよね。
病態によっては必ず飲まなくてはいけない薬があります。
不可逆的や先天的な疾患は薬の力を借りるしかありません。
しかし、「ただ出されているから飲んでいる」「どれが何の薬か分からない」は愚の骨頂です。
よく耳にする「先生が出してくれているから大丈夫」
もちろん医師は確かな知識を持ち、患者様の状態を把握して処方されます。
ただ、患者側はその薬の対して把握しなくても良いのでしょうか?
また、その薬は今現在のあなたに必要なのでしょうか?
種類が多くなれば一つ一つの薬を把握するのは大変になってくるのでしょう。
でもそれが知らなくてもいい理由にはなりません。
食事を「空腹を満たすだけ」と考えているのと一緒です。
自分の体に入れる物ですからね。気を付けない理由がないですよね。
薬というのは一つでも飲んでいれば副作用は必ずあります。
一つの疾患のために飲んでいて、他の臓器に負担がかかって数値が悪いから薬を追加。
これの繰り返しで薬は増えていきます。
これは良いことなのでしょうか?
また、年齢だけのせいなのでしょうか?
当院のような整体院は運動器疾患がメインですので、整形外科様を受診されていた患者様が多いです。
そのなかでも、とりわけ気になるのは鎮痛剤の服用です。
実際にあった一例ですが、ある患者様は、何年もの間ずっと同じ量の鎮痛剤(侵害受容性疼痛)が処方されていました。
この薬は一般的に、急性期及び関節リウマチや変形性関節症などに適用されます。
しかし、その患者様は上記に該当する状態ではありませんでした。
症状の出始めは効果があるかと思いますが、何年もずっと飲み続ける薬ではありません。
この患者様は何の疑問も持たず服用していました。
ただ、当院にいらしたぐらいなので症状が変わっていません。
服用する必要はありますかね?
症状が変わらないのであれば、医師や薬剤師に相談する必要があったと思いますし、カウンセリングはされていなかったのでしょうか?
処方をとやかく言うつもりはありませんが、こういった事は良く目の当たりにします。
とあるセリフに
「世の中に絶対にお客様を裏切ってはいけない仕事がふたつあります。ひとつは医師・薬剤師。もうひとつはバーテンダー。どちらも処方ひとつで毒にも薬にもなるものを売っていますから。」
患者様は医療に関して素人です。
だからこそプロが責任を持ってフォローしなければなりません。
患者側も自分の体のことなので、他人任せにし過ぎてもいけません。
私が考える大人の定義は「自立・自律」なので。
どんな薬でもうまく付き合う必要がありますが、出来れば飲まないでいられる人生を送りたくないですか?
そういう人生を送れるような情報をこれからも発信していこうと思います。
薬を飲み続ける人生を選んでいるのは、自分自身だという事を皆様に知ってもらいたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。