痛みの軽減につながるホルモン。
こんにちは、腰痛専門整体院 澪-mio-院長の町田純一です。
今回も、コルチゾールについてお伝えしたいと思います。
今回はダイエットではなく痛みに関してです。
ようやく整体院らしい内容ですね。
前回お伝えしましたが、
主な働きは、
肝臓での糖新生
筋肉でのたんぱく質代謝
脂肪組織での脂肪の分解などの代謝促進
抗炎症及び免疫抑制
などです。
この中で今回注目するのは、
抗炎症 です。
ステロイド薬って聞いたことありますよね?
一般的には皮膚科で処方されるステロイド外用薬が有名だと思います。
この薬は、副腎から分泌されるステロイドホルモンを応用しています。
このステロイドホルモンがコルチゾールなんです。
なので、このコルチゾールの分泌が低下してしまうと、体内での炎症が抑えられなくなり痛みが出やすくなってしまうということになります。
前回、「過剰なストレスを受け続けると、分泌を抑制する機構が壊れてコルチゾールの分泌が慢性的に高くなってしまう」とお伝えしました。
高くなるなら炎症抑えてくれて良いじゃない?と思いますよね。
残念ながらコルチゾールが分泌する際、活性酸素が発生してしまいます。
活性酸素はDNAを酸化させるので体が老化してしまいます。
ただ、DHEAというホルモンが副腎から分泌され、この酸化を防いでくれています。
※DHEAとコルチゾールの2つのホルモンがストレスに対抗して体を正常に保ってくれています。
しかし、仕事や家庭、人間関係などのストレスや、偏った食生活、運動不足などのライフスタイルの乱れによって副腎の機能低下が続くと、この2つのホルモンバランスが崩れ、最終的には2つとも分泌が低下してしまい、痛みや他の様々な症状を引き起こしてしまいます。
これを「副腎疲労」と言い、放っておくと糖尿病や高血圧などの生活習慣病に繋がってしまいます。
また、この病態に関連して「リーキーガット(腸管壁浸漏)症候群」や「潜在性甲状腺機能低下症(かくれ甲状腺機能低下症)」が出現する可能性が考えられています。
以下のような症状はありませんか?
・うつ病や適応障害と診断された
・朝起きられない
・立ちくらみがする
・何をしても興味を持てない、楽しくない
・月経前症候群(PMS)が強くなった
・物忘れがひどくなった
・些細な事でも我慢ができない
・花粉症、アレルギーがひどい
・慢性的に疲労感を覚える。疲れやすい
・毎日を何とか過ごしている
3つ以上当てはまるようであれば、副腎疲労症候群の可能性があるそうです。
日本ではまだメジャーではないので、見落とされて違う診断をされていることが少なくない様ですので、当てはまった方は、
食事(グルテンフリー・カゼインフリー・低糖食、ビタミン・ミネラル・酵素の摂取)
定期的な運動
適切な睡眠
などの生活習慣の改善を心がけましょう。
痛みはお知らせなので無視しないであげてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。