若年女性のやせ問題
こんにちは、腰痛専門整体院 澪-mio-院長の町田純一です。
今回は、前回の「日本が抱える3大栄養問題」でお伝えした中の「若年女性のやせ問題」です。
昨今の女性はダイエット志向が強いですよね。
健康的であれば全く問題ありませんが、異常なほどこだわっている方は危険です。
特に若い方のダイエットは色んなリスクを孕んでいるのでお勧めしません。
将来出産する際に、早産や低体重の子ども(低出生体重児)を出産するリスクが高いことが研究によりわかっています。
「低出生体重児は、成人後の生活習慣病リスクを上げる」との仮説「DOHaD(ドーハッド)学説(生活習慣病胎児期発症起源説)」が指摘されています。
その他にも、若い女性自身が
・骨量が低くなる
・鉄欠乏
・摂食障害
・無月経
・低血圧、不整脈
など多くの健康障害を招く恐れがあります。
日本肥満学会の定義では、体格指数(BMI)が18.5㌔グラム/立方㍍未満は「低体重(やせ)」とされています。
経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会加盟国の中で、成人女性のやせの割合は、
日本は9.3% (1位)
と際立って高いです。先進国の中で最も多い!
あの美容大国と言われている韓国でも5.2%(2位)
後のほとんどの国が1〜3%にとどまっています。
しかも、20代は2割がやせ。5人に1人は栄養不良と言われてしまっています。
※BMI指数を鵜呑みにする必要はないと思いますが、目安にはなると思います。
過度に太ってしまうのも、また違った疾患を招いてしまう可能性が多々ありますが、やせ過ぎも問題ですよね。
若い時こそ、将来の為の身体作りとして、バランス良く、何でも食べて健康的に過ごしましょう。
また、親はそれを与える責任があります。
食事に関しては、ほぼ親のせいといっても過言ではありませんので。
歳を重ねて後悔することが多々あります。
案外、気付いていない大人たちが多いですけど。
最後までお読みいただきありがとうございました。