高齢者の運転について


こんにちは、腰痛専門整体院 澪-mio-院長の町田純一です。

今回は、「高齢者の運転について」です。

セラピストの立場からと言うよりは、個人的に思うところがありましたので、、、。


ニュースで知っている方も多いと思いますが、先日、高齢者が運転していた車での死傷事故がありました。

被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方やそのご家族には、心よりお悔やみ申し上げます。


近年の日本は、高齢化が進み超高齢社会となっているのですが、国や行政の対応は遅れていると思わされることが多いです。

実例は枚挙にいとまがありませんが、医療・福祉が一番に挙がってくることだと思います。

このことも関連していますが、今回は運転免許に関してです。


そもそも高齢者になると、
・視力や動体視力が低下して、周囲の状況を把握することが困難になる
・反応速度が遅くなり、危険に対する回避行動が十分にできなくなる
・体力や筋力の低下から、今までできていた運転操作がうまくできない・長時間の運転が難しい
・自分本意な運転をするようになり、客観的な判断が難しくなる
と言われています。

この理由から重大な事故に繋がる可能性が高くなるので、免許返納を勧めています。

しかし、地域によっては運転ができないというのが難しい環境の所もあると思います。

そういった所は、警察や自治体が行政サービスを行っている場合がありますので調べてみてください。

ただ、個人的な意見としては、発信力やシステムの利便性は低いと感じてます。

良い例がコロナのワクチン接種ですね。


高齢者の方が車を手放せない理由は、
・気軽に目的地まで行きたい
・生活に必要不可欠
・仕事をしている
・旅行したい
・家族の為に必要
・車を失う事や運転出来ない事からくる喪失感に苛まれたくない
など色々あると思います。

しかし、運転するデメリットを考える必要がありますよね。

上記で述べた事故のリスクはもちろんですが、金銭的なデメリットもあります。


まず、車の維持費ですが、年間いくらかかっているでしょうか?

・車両価格:20万円(諸費用込みで200万円の車を10年間乗るとして)
・自動車税:1万800円(軽)・3万500円(1,000㏄~1,500㏄)~
・車検費用:約5万円~
・オイル交換費用:3,000円~
・任意保険:約4万円~
・ガソリン代:約4万円~
※他に駐車場代(借りている方)、整備費用、消耗品(タイヤなど)、ローン購入の場合は金利。

など諸々かかります。

車種や、乗った距離などで変動はしますが、最低でも年間約40万円くらいはかかっています。


では、車を所持しないで公共交通機関やタクシーなどを利用した場合はどうなるでしょうか?

1番コストがかかりそうなタクシー利用で考えても年間40万使うとしたら、

※1か月に約3万3千円、1日に1,100円と考えます。

当院周辺で考えると、

・ヤオコー 川越的場店様まで往復1,400円
・鶴ヶ島駅まで往復2,000円
・カインズ鶴ヶ島店様まで往復3,600円

大抵の所は2~4日に一度は行けます。

医療機関、金融機関も上記の周辺にあるので、買い物に出たついでに行けます。

まとめて行けば、回数を減らすことが可能ですので、もっとコストが下がります。

車を所持するとこうはなりません。

あるだけでコストがかかりますので。

最近は近隣スーパーも宅配サービスを行っていますし、もともと宅配サービスを行っている業者もあります。

こうしてみると、生活をする上で車の運転・所持はそこまで必要なのでしょうか?



もちろん、高齢者のすべての方に返納しろとは思いませんし、悪者扱いにするつもりは毛頭ございません。

若い方でも事故は起こすことはあります。

ただ、冒頭に述べましたように、高齢者ドライバーの特徴があり事故のリスクを孕んでいます。


若輩者が偉そうに言いましたが、高齢者の事故がニュースで流れるたびいたたまれない気持ちになります。

家族のいる方やこれから未来のある方、子供の人生を奪ってしまう可能性があることを考えて、返納を検討してみてはいかがでしょうか?

当院も助力できるように、運転免許自主返納者支援事業に申請しようと思います。(認可されるかは分かりませんが。)

認可されましたら、ご報告させていただきます。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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