何のためにサプリメントを飲むのか?
こんにちは。腰痛専門整体院 澪-mio-院長の町田純一です。
今回は「サプリメント」についてお伝えしようと思います。
以前にも同じような事をブログに書いたかもしれませんが、再認識して頂きたいと思います。
タイトル通り、皆様は「何のためにサプリメントを飲んでいますか?」
・特定の栄養素が足りていないから?
・最近の野菜は栄養価が下がっているから補充する為?
・何となく健康に良さそうだから?
・病気の予防?
・CMや新聞、通販などの宣伝で、~に効くというのを見たから?
・家族や友達などに勧められたから?
色々な理由やきっかけで飲むようになったのかもしれません。
そもそもの話、サプリメントは必要ありません。
なぜだと思いますか?
それは、市場に出回っている多くのサプリメントは、効果がないもの、かえって健康を害してしまうものがあるからです。
そもそもサプリメントは「食品」に過ぎないので、効果は証明できません。
「機能性表示食品」などと記載しているものもありますが、これも自社での試験結果のみです。
客観的や科学的に効果があるとは言い切れません。
「健康を害してしまう」とは、自分自身がその栄養素を過剰摂取しているかも分からず、しかも、他の栄養素との相関関係も知らずに摂取していると、思わぬ病気になってしまう場合があるからです。
食品には、様々な栄養素がたくさん含まれています。
しかも、未だ解明されていない栄養素がかなりあると言われています。
それらを一緒に摂取することで、各栄養素が機能するようになっています。
それをこの成分は良いからと言ってそれだけ摂っても何にもなりませんし、効果は薄いです。
「一物全体」の考えでもありますね。
後、「昔に比べて野菜の栄養価が減った」はよく耳にしますよね。
インパクトもあるし、データも出てますしね。
ただし、これは根拠がありません。完全に踊らされています。
なぜなら、昔の検査法と今の検査法は全く違うからです。
以前の検査法は、数値が高く出やすい検査法を用いていましたし、データ収集も甘かったです。
最新の検査法は、より正確に細かくデータをとっています。
野菜や果物などは、収穫時期や産地、品種等によっても成分値は変わります。
2020年に発表された日本食品標準成分表(八訂)では、通年平均、夏採り、冬採り、冷凍に分けられそれぞれ生、ゆで、油炒めの数値が掲載されています。
しかも、種類の多いレタス類は、土耕栽培・結球/水耕栽培・結球/サラダな/リーフレタス/サニーレタス/サンチュ/コスレタス という7種類の数値が掲載されています。
昔の日本食品標準成分表は、いつ収穫されたものかや品種がよくわかりません。
このことから、昔と今の数値の単純比較に意味がない事が分かります。
しかも、日本食品標準成分表を作成、公表している文部科学省はQ&Aで「過去のデータとの単純比較は適当ではない」と明記しています。
各メーカーは、ここまで細かく消費者に知らせていません。
どれだけの方が自分自身の体調や性質、食事の栄養バランスなどをちゃんと把握しているでしょうか?
相当難しいですよね。
詳しい専門家が徹底的に管理していれば話は別ですが。
私は、自分自身の身体の状態を知らず、効果の分からない(悪化するかもしれない)ものを身体に取り入れる事ほど怖いものはないと思っています。
知らず知らずのうちに自分の身体を壊しているかもしれません。
それは誰が悪いわけではありません。
全部自己責任です。
自分で取り入れてますから。
誰かから無理やり口に持ってこられた訳ではありませんしね。
日本は先進国の中で唯一、ガンの発症率が下がっていません。むしろ上がっています。他国は下がっているにもかかわらず。
これは、ガン検診などをはじめ、国民一人一人の生活習慣の意識が低いからです。
これから何をどう気を付けるか。
自分の身は自分で守るしかありません。
ただ、考え過ぎも良くありません。
結局、心身ともにストレスを感じない生活が重要だからです。
ストレスが1番の不健康ですから。
最後までお読みいただきありがとうございました。