若返りホルモン?
こんにちは、腰痛専門整体院 澪-mio-院長の町田純一です。
今回は若返りホルモンについてお伝えしたいと思います。
そんな都合の良い物があったら、皆若いままですよね。
もちろんこれだけで若返られる訳ではありませんが、このホルモンの分泌を促せられれば、
「若さを保てて、老化を促進させないようにする」ことが出来ます。
そのホルモンはDHEAです。
DHEAは男性ホルモン・テストステロンや女性ホルモン・エストロゲンを作る材料になりますが、それ以外にも様々な働きがあります。
●免疫力を高め、炎症を抑えたり腫瘍を予防する
●インスリンの働きを助け、糖尿病を予防する
●筋力を維持し、代謝を高めて体脂肪を減らす
●動脈硬化を予防する
●脂質異常症を予防する
●ストレスを緩和し、意欲を向上させる
●アルツハイマー病を予防、改善する
●不妊症を改善する
●性的欲求を高める
このようにDHEAの働きによって、生活習慣病などのリスクを減らすことができるというのです。
また、DHEAを服用することで皮膚の色素沈着の改善が見られたり、DHEAクリームを塗るとコラーゲン合成が盛んになったりするなど、肌の若さを保つ効果も見られると言われています。
前回のブログでも少し触れていますが、コルチゾールとDHEAは「抗ストレスホルモン」でもあり、副腎で分泌されています。
この2つが連携して私たちの体は正常に保たれています。
ストレスによりコルチゾールが多く分泌され過ぎると、免疫力が低下したり、筋肉の合成を抑制・分解を促進させてしまい、骨の形成も抑制してしまいます。
これに対してDHEAは、免疫力を向上させ、筋肉の維持に貢献します。骨密度に対してもDHEAが関係しているという報告もあります。
この二つのホルモンのバランスが乱れる原因の一つが副腎疲労です。
副腎は酸化に弱いといわれています。副腎の疲労を防ぐためには、ビタミンCやビタミンE、亜鉛やセレンなどの抗酸化物質を積極的に取ることが勧められています。
そのなかでもビタミンCは重要です。体内でビタミンCの濃度が高く、消費する量が多い臓器が副腎だからです。
急激に血糖値を増加させるような食事もよくありません。
精製された小麦粉や米など、糖質を多く含む食品を中心にした食事は、血糖値を急激に上げてしまいます。
すると、血糖値を下げる唯一のホルモン・インスリンの分泌が盛んになり、副腎疲労に対してもよくありません。
そうならないようにするためには、食事の最初に野菜を食べる、よく噛んで早食いをしない、大食いを避けるなどを実践して、食後の血糖値が急激に上がらないように注意しましょう。
また、カフェインやアルコールの取り過ぎも、DHEAの分泌を抑えてしまう危険性があると指摘する専門家がいますので注意しましょう。
食事でDHEAを増やそうと考えるなら、ヤムイモを取ることが効果的です。
ヤムイモとは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のイモを食用にする植物のこと。
自然薯や長芋もヤムイモの一種です。
ほかにDHEAを増やすためにお勧めの食材は、納豆や黒豆、アボカド、魚介類と言われています。
運動もDHEAを増やすのに効果があります。
なかでも下半身の筋肉を活用し、軽い負荷のかかる程度の運動が、DHEAを増加させるのに効果があるといわれています。
例えばウォーキングの場合、普通に歩いているだけではDHEAに対する効果はあまり期待できません。
ウォーキングをするなら、坂のあるルートを選んだり、階段を利用するなど、負荷を加えることを考えましょう。
途中で速歩きをプラスするなど、“散歩とは異なる歩き方”をすることをお勧めします。
また、1日5~10分程度の軽い筋力トレーニングも、DHEAの分泌をよくするとされています。
ただし、「運動をしなければいけない」などと考えすぎると、ストレスがたまってしまう心配があります。
また、激しい運動自体もストレスになるので、適度な運動を行う必要があります。自分が“好きで続けられる運動”を見つけることが重要です。
皆さんの周りに実年齢より若く見えたり、とても活動的で元気な方はいらっしゃいませんか?
もしかすると、今回お伝えした内容を実践されている方かもしれません。
若返り=健康だと思いますので是非実践してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。